フォト
2009年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

読書日記

2009年10月25日 (日)

新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書

10/25読了

新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書(ビジネス社)
5146nanjll_sl500_aa240_
西寺 豪太 著

M画伯からの借り物。

みんなのように"Michael"と呼べない僕。
なぜなら"Michael"も"MJ"もMichael Jordanだから。

続きを読む "新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書" »

2009年10月17日 (土)

アメリカは今日もステロイドを打つ

10/17読了

USAスポーツ狂騒曲
 アメリカは今日もステロイドを打つ
(集英社)
Images
町山 智浩 著

いかにもアメリカっぽい逸話集。

続きを読む "アメリカは今日もステロイドを打つ" »

2009年9月21日 (月)

CAN'T STOP WON'T STOP

9/21読了

CAN'T STOP WON'T STOP(Ritto Music)
4845614979
ジェフ・チャン 著
押野 素子 訳

これは熱くさせてくれた。

続きを読む "CAN'T STOP WON'T STOP" »

2009年9月 5日 (土)

丘の上のパンク

9/5読了

飛行機本。=時差修正本。翼よ、あれがアトランタの灯だ!アトランタイイマチダッタ!LakeHouseの2段ベッドは狭かった!トロントのDELAYは長かった!Vanderbiltばんざーい!これアメリカ本にしたのは、なにげに正解。


丘の上のパンク(小学館)
510htshbayl_sl500_aa240_1
川勝 正幸 著

ボクにとって、オウム以前インターネット以前期の文化はこれ。
懐かしい。呑気な乙女の想い出心をくすぐられたような気分。

続きを読む "丘の上のパンク" »

2009年6月19日 (金)

ニューロマンサー

6/19読了

ニューロマンサー(ハヤカワ文庫SF)
61qrns8qasl_sl500_aa240_
ウィリアム・ギブソン 著
黒丸 尚 訳

お噂はかねがねであった1冊。
突然、クラーク氏の手配により送られてきた。

続きを読む "ニューロマンサー" »

2009年6月 2日 (火)

ゼロ年代の想像力

6/2読了

ゼロ年代の想像力(早川書房)

宇野 常寛 著

Dから借りた1冊。
ひと月くらい前に読了、疑問を解消したのが6/2。

続きを読む "ゼロ年代の想像力 " »

2009年5月29日 (金)

ミシェル・オバマ 素顔のファーストレディ

5/29読了

ミシェル・オバマ 素顔のファーストレディ(アスペクト)
Images
Elizabeth Lightfoot 著
浅尾 敦則 訳

原題:「MICHELLE OBAMA - FIRST LADY OF HOPE」

続きを読む "ミシェル・オバマ 素顔のファーストレディ" »

2009年4月24日 (金)

エスコフィエ自伝 - フランス料理の完成者

4/24読了

エスコフィエ自伝 - フランス料理の完成者 (中公文庫BIBLIO)
41hakjwseyl_sl500_aa240_
オーギュスト・エスコフィエ 著
大木 吉甫 訳

ということで、オーギュスト・エスコフィエの自伝。
生前にエスコフィエ本人が書き残した回顧録を、息子や孫が整理編纂して出版されたもの。

続きを読む "エスコフィエ自伝 - フランス料理の完成者 " »

2009年4月15日 (水)

フランス料理を築いた人びと

4/15読了

フランス料理を築いた人びと(中公文庫)
51g7n65wc4l_sl500_aa240_
辻 静雄 著

オリジナルは、まさに僕が誕生日頃に発行されている。

続きを読む "フランス料理を築いた人びと" »

2009年4月10日 (金)

フレンチの達人たち

4/10読了

フレンチの達人たち(幻冬舎文庫)
411o1fza89l_sl500_aa240_
宇田川 悟 著

00年〜の雑誌連載ものを04年にまとめた本の文庫版。

「東京フレンチ興亡史」は、ここからの抜粋が多かった。
半分くらい内容が被ってるよな。


続きを読む "フレンチの達人たち" »

2009年4月 8日 (水)

最後のパレード

4/8読了

最後のパレード(サンクチュアリ出版)
Htbookcoverimage
中村 克 著

友人Kちゃんからの借り物。
TDLキャストの顧客対応エピソード集。
機転の利いた、いいお話よせあつめ。
人生切羽詰まった人が救われる展開のものが多く、ちょっと切なすぎる感もある。

続きを読む "最後のパレード" »

2009年3月30日 (月)

東京フレンチ興亡史 - 日本の西洋料理を支えた料理人たち

3/30読了

東京フレンチ興亡史 - 日本の西洋料理を支えた料理人たち
(角川新書)

宇田川 悟 著
200805000493
修行話!
そして夢にまで登場するシェフの名前が羅列される。
それも物語として。

これはたまらない。
女の子だったら腰砕けだ。

続きを読む "東京フレンチ興亡史 - 日本の西洋料理を支えた料理人たち " »

2009年3月 2日 (月)

THE JOY OF GOLF

3/2読了

ゴルフがある幸せ - 夏坂健からの贈りものJoyofgolf

地球ゴルフ倶楽部

2004年に自費出版された地球ゴルフ倶楽部10周年の記念本。
夏坂健のエッセイが20本弱、オリジナル+英訳で収録されている。

続きを読む "THE JOY OF GOLF" »

2009年2月27日 (金)

すべての経済はバブルに通じる

2/27読了

すべての経済はバブルに通じる(光文社新書)
31tctqw0ul_sl500_aa240_
小幡 績 著

Dからの借り物。
わかりやすい内容で、1〜3章がおもしろい。

続きを読む "すべての経済はバブルに通じる" »

2009年2月18日 (水)

オバマのアメリカ

2/18読了

オバマのアメリカ
 大統領選挙と超大国のゆくえ
41jdw9dkukl_sl500_aa240_
 (幻冬舎新書)

渡辺 将人 著

「見えないアメリカ」の著者による旬な1冊。
シカゴ大学出身、実際に選挙現場を体験した視点で書かれた本だけに興味深い。

続きを読む "オバマのアメリカ" »

2009年2月 6日 (金)

不安定型ナショナリズムの時代

2/6読了

不安定型ナショナリズムの時代(洋泉社)
41sc00gs1jl_sl500_aa240_
高原 基彰 著

新たな発見はないものの楽しめた1冊。

とても好感の持てるロジック組みだが、もう少し文章に色気があればよいのに。
ちょっと回りくどいプレゼンが残念なところも。

2009年1月22日 (木)

オバマ・ショック

1/22読了

オバマ・ショック(集英社新書)Titleimg_2

越智 道雄、町山 智浩 著

手軽に読めるにもかかわらず、適度な情報量がよい。

続きを読む "オバマ・ショック" »

2009年1月19日 (月)

マル激トーク・オン・デマンド6

1/19読了

年をまたいで読了。

マル激トーク・オン・デマンド6
- 教育をめぐる虚構と真実
(春秋社)
51pww2ajx1l_sl500_aa240_
神保哲生、宮台真司 著

相変わらず内容が濃くて素晴らしいシリーズ。
が、先行きの暗すぎる内容で楽しみきれず。

続きを読む "マル激トーク・オン・デマンド6" »

2008年12月 1日 (月)

できそこないの男たち

12/1読了

できそこないの男たち(光文社新書)

福岡 伸一 著
31r48g9wnhl_sl500_aa240_
「生物と無生物の間」が理系ジャンル本にもかかわらず楽しめたので、こちらも読んでみた。

続きを読む "できそこないの男たち" »

2008年11月 6日 (木)

見えないアメリカ

11/6読了

見えないアメリカ
- 保守とリベラルのあいだ
(講談社現代新書)
31bfzpeg7hl_sl500_aa240_
渡辺 将人 著

大統領戦に合わせて読んだので2倍盛り上がる。
アメリカ人の政治アイデンティティカテゴライズへの理解が深まる1冊。

続きを読む "見えないアメリカ" »

2008年10月15日 (水)

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない

10/15読了

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない
 (Bunshun Paperbacks)

町山 智浩 著
51ble1h5nwl_sl500_aa240_
ウェインさんの他の媒体でふれたことのある内容がほとんどだけれど、まとめて読めるのは便利。実際、整理しておこうと思っていたので、手間が省けた。
今となっては古いネタもあれど、この大統領戦前の時期に発売されたのもナイス。

続きを読む "アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない" »

2008年10月 9日 (木)

生物と無生物のあいだ

10/9読了

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

福岡 伸一 著
51oeidl3hxl_sl500_aa240_
先生の旦那から借りっぱなしになっていて、やっと読み終わった。

続きを読む "生物と無生物のあいだ" »

2008年9月16日 (火)

リアルのゆくえ - おたく オタクはどう生きるか

9/16読了

ただでさえ文字を読むのが遅いのに、DSが来てからますますはかどらない。

リアルのゆくえ - おたくオタクはどう生きるか (講談社現代新書 1957)

東 浩紀&大塚 英志 著

319gjakucl_sl500_aa240_

これは期待していたのとはまるで違うベクトルでおもしろかった。
どこまでいっても噛み合わない対談。
理性ある別れ話のような噛み合わなさ。

続きを読む "リアルのゆくえ - おたく オタクはどう生きるか" »

2008年8月29日 (金)

裁判狂時代

8/29読了

裁判狂時代
51tf1tqnjcl_sl500_aa240_
阿曽山大噴火 著(河出文庫)

阿曽山さん話はいつもおもしろいので読んでみた。
東京地裁にいってみたくなる。

牛乳屋裁判の決着がずっと気になってたまらない。

2008年7月30日 (水)

魂(ソウル)のゆくえ

7/30読了

魂(ソウル)のゆくえ(アルテスパブリッシング)
51cl0kytfol_sl500_aa240_
ピーター・バラカン 著

友人が投げやりに貸してくれたので期待しないで読み始めたら、とてもよい本だった。

続きを読む "魂(ソウル)のゆくえ" »

2008年7月22日 (火)

出発点-1979〜1996

7/22読了

■出発点 - 1979〜1996(スタジオジブリ)
51sygy2r60l_sl500_aa240_
宮崎 駿 著

これは宮さんファンのボクにとって素晴らしい一冊だった。
引用したい箇所があまりにも多くて、ひとつも挙げられない。

宮さんの作品に、制作秘話とか裏話とかいらないと思うのだが、この本なら読んで理解を深めてもよいと思う。
借り物だったけれど、自分で買おう。

2008年7月 4日 (金)

風の帰る場所—ナウシカから千尋までの軌跡

7/4読了

風の帰る場所-ナウシカから千尋までの軌跡(rockin`on)
51z5gmhy2el_sl500_aa240_
12年にわたる計五本、宮崎駿氏インタビュー。

続きを読む "風の帰る場所—ナウシカから千尋までの軌跡 " »

2008年6月26日 (木)

Charlie Wilson's War(上)(下)

6/26読了

■Charlie Wilson's War(上)(下)(ハヤカワ文庫)
Images_3 Images1
ジョージ・クライル 著
真崎 義博 訳

4月くらいからタラタラと断続的に読んでいた気がする。

続きを読む "Charlie Wilson's War(上)(下)" »

2008年5月19日 (月)

鼓笛隊の襲来

5/19読了

しかも立ち読み。

鼓笛隊の襲来(光文社)

317sxqyh8l_sl500_aa240_

三崎 亜記 著

気になってはいるものの、買うほどおもしろい本なのか、本屋に様子を見にいってみた。
短編集だったので表題作品のみそのまま立ち読んできてしまった。

赤道上で戦後最大級の鼓笛隊が発生、襲来。
上陸ポイントでは1000人からなるオーケストラが鼓笛隊を撃退しようと展開しているものの、そのまま飲み込まれて鼓笛隊は勢力拡大してしまう。
最終的な被害=鼓笛隊につられていってしまった人数、12万人…。

と、
とても妄想力を刺激される設定ながら、物語の中心となるある家族のドラマがつまらなくて残念。母親の人生が痛い。お婆さんと子供だけでよかったのに。

マッドハウスでアニメ映画化したら楽しそう。

2008年4月17日 (木)

味覚を磨く

4/17読了

味覚を磨く(角川oneテーマ21)
04710062
服部 幸應 著
三國 清三 著

先月、ずいぶんと久しぶりに"HOTEL DE MIKUNI"を訪れ、この本を発見。

三國さんのパートと、対談が特におもしろい。

結論からいうと、ボクはしっかりと食育されるべき時期にしっかりと食育されていた。あとは、体系的知識と味覚の意識を磨き続けることで、食道楽の喜びを追求していけるだろう。そんな確信を持った。
パパン、ママン、いきとどいた食育に感謝します。どうもありがとう。

あらためて読んだ三國さんの半生記はかっこいい。人生に対する動機付け部分で、かなり刺激を受ける。ジョーダンやキューブリックなんかを連想してしまうくらい。

「味覚を磨きたければ、美味しいものを楽しんでいる人間の真似をしろ」とある。これは味覚に限らず、五感すべて、人生すべてに当てはまる話だ。感覚が研ぎ澄まされた人間の真似をして、感覚を想像し、感覚を身につける。思いこみの殻を作ってしまってはいけない。
このあたりも、自然にやれている気がするが、初心忘るべからず。

あとは、美味しいもの食べまくれるくらい稼ぐだけだ。

2008年4月15日 (火)

血と暴力の国

4/15読了

血と暴力の国(扶桑社ミステリー)
4130fzm68pl_sl500_aa240_
コーマック・マッカーシー 著
黒原 敏行 訳

コーエンの映画を観て、原作を読んでみた。
ずばり、映画の方がずいぶんと楽しめた。

原作には映画では省かれたエピソードもいくつかあるが、どれも不要に感じられる。
そのエピソードがあるからといって、登場人物や彼らと世界の距離感について、特に理解がかわるわけではない。
むしろ、きれいに削ぎ落とした映画版を褒めたくなる。

『NO COUNTRY〜』はオチのわからない映画だと言われている。
たしかにW・B・イェーツがネタだとか、そういうのには気付くわけもない。
ただ、ネタを知らずに映画だけ観ていても、シガーの存在とベル保安官の嘆きだけで、物語は充分に成立している。

残念ながら、原作を読んでみて映画にはない何かが補完された、とは感じない。この小説は日本語だとテンポがよくならないのかもしれない。

コーエンすげー。

2008年4月 7日 (月)

いい人になる方法

4/7読了

いい人になる方法 (新潮文庫)

ニック・ホーンビィ著
51c49g7cdml_sl500_aa240_
人生の聖書『ハイ・フィデリティ』のニック・ホーンビィ作品。

『ハイ・フィデリティ』では、ほとんど全ての登場人物に感情移入させられたが、こちらの登場人物たちは全滅。
その行動規範と動機付け全ては嫌悪感をくすぐるもので、なにひとつ同意できやしないし、そもそも行動規範も動機付けも存在すらしないのかもしれない。いや、動機付けは、(壊滅的に退屈な生活からの)現実逃避と承認欲求だろう。
利他的な行動は往々にして利己的であるということを意識できない人間のおかげで世の中はヒステリックになる。ケイティもデイヴィッドもモリーもサイテーのクソったれだ(トムはかろうじて救いようがある気がする)。

それでも、ケイティの思考停止プロセスは可愛いすぎるくらいに愛らしい。そのあたり、ニック・ホーンビィ表現の素晴らしいところだろう。そしてケイティは少なくともCDと小説を買う生活、という開き直りには辿り着く。ケイティ的人間には大成功の部類だと言える結論付けだろう。
ケイティ像を、ナオミ・ワッツのような美人を想像しつつ読んでいたのも救いだったかもしれない。

このお話に"いい人"は登場しないところもよい。
おもしろかった。

2008年2月15日 (金)

グーグルGoogle - 既存のビジネスを破壊する

2/15読了

グーグルGoogle - 既存のビジネスを破壊する(文春新書)
41pzq8xfnnl_aa240_
佐々木 俊尚 著

機内用の借りもの。
2006年4月初刷のため最新データではないが、『Web進化論』の副読本的に楽しめる。
バナー広告からキーワード広告、アドセンスへの推移など、わかりやすく理解する。
Webニュースヘッドラインの著作権の話は興味深い。

SFからの引用が多く好感を持てる。
広告とセキュリティ発想で埋め尽くされている現在は、ユートピア小説が描くコントロール社会に重ね合わせても、思いのほか違和感が少ない。

2008年2月 4日 (月)

死の壁

2/4読了

死の壁 (新潮新書) 41m0ptqhmpl_aa240_

養老 孟司 著

機内用に借りたまま読んでなかった一冊。
「バカの壁」の続編とのこと。

残念ながらおもしろくない。
同意できる部分も少なからずありつつ、新たなる思考の展開にはつながらず。つまるところどうでもいいじゃん、となってしまう。
立ち位置はわりと共感できそうなんだけどなぁ。

一元論や原理主義的なものへの批判には大賛成。
つまらなくても、啓蒙される人間が多ければ世のためか。

2008年1月28日 (月)

国家情報戦略

1/28読了

国家情報戦略 (講談社+α新書) 41djexm56l_aa240_

佐藤 優
高 永喆 著

佐藤氏と高氏の対談本。
第4章まではまるきりおもしろくない。
興味を引かれたのは北朝鮮の話および世界の核軍拡の話。

まず、金王朝の崩壊シミュレーションと朝鮮半島の統一。内部崩壊を目的とした宗教や人道支援のあり方はおもしろい。
そして、中国内部の民族分離独立の可能性について。次の50年、100年で実現するかどうかはさておき、外交的視野のあり方として新鮮。

アメリカの対北朝鮮外交の態度について。見せかけの宥和政策と、共和党民主党の違いについての記述も興味深い。

世界的な核武装ドミノがおこる可能性について。北朝鮮とイランの核保有は国際関係に新たな複雑さをもたらしているのは確か。これはブッシュ政権の怠慢が招いた失態だ。
いずれにしろ、6ヵ国協議の副次的目標が、日本の核武装抑止であるという視点は、今後の北朝鮮問題を見てゆく材料としよう。

日本は、海外から(特にアジア諸国)から見ると、歴史的に軍事国家であるという見方はコロンブスの卵だ。

佐藤氏の著書を読むと、日本のインテリジェンス強化に期待したくなる。

高 永喆:海軍上がりの元韓国国防省海外情報部員。北朝鮮担当官、日本担当官を務める。

2008年1月25日 (金)

MM9

1/25読了

MM9 (東京創元社)02930101

山本弘 著

これはワクワクする本!
作者の怪獣への愛が伝わってくる。

SFとして、世界観も嘘科学設定も心地よく受け入れることができる。天災として怪獣が存在する世界というのは素敵すぎる。

山本さんは有名なSF作家らしい。しかも「と学会」の会長さんとのこと。びっくり。

文庫本ではない小説を買ったのは10年ぶりくらい。
とっておきたくなる1冊でよかった。

2008年1月18日 (金)

ウェブ時代をゆく

1/18読了

ウェブ時代をゆく (ちくま新書)419q5pzghbl_aa240_

梅田望夫 著

「ウェブ進化論」がウェブ世界史だとしたら、「ウェブ時代をゆく」はウェブ生活史だ。
「フューチャリスト宣言」「ウェブ人間論」も合わせて、みんなが読めばいい。これらが世のスタンダードとなってほしい。

Googleはカッコいい。ウェブ世界にそこまで興味を持たないボクでも、Googleのことを考えると、歴史の過渡期にいる臨場感に浸ってワクワクソワソワする。50年、100年先の世界史の教科書を読んでみたい。

梅田氏の、人生に対する構え方は興味深い。あのくらい行動の取捨選択と動機付けがはっきりしていると楽しいだろうな。かなり煽られる。

ロールモデル思考法、組織論、職業観がおもしろい。
ゲイツ財団の話には感激。宇宙開発事業もやってほしい。
梅田氏は、どのように脳内記憶と外部記憶のバランスをとっているのか知りたい。

それにしても、いまだにある種の情報を隠蔽する癖がなおらない。共感できる人間だけでシェアしたいという願望を抱いてしまう。しっかりと反省せねば。

高層ビルで、いい音を聴きながら東京の夜景を見渡しつつ「Web進化論」を読んだらSFだろうな。

2007年12月 6日 (木)

世界の音を訪ねる—音の錬金術師の旅日記

12/6読了

世界の音を訪ねる—音の錬金術師の旅日記 (岩波新書) 41rm4xjr5rl_aa240_

久保田 麻琴 著

監修のコンピにはかなりお世話になっている久保田麻琴さんの著書。

読むのに時間がかかった。
紀行モノ的な部分もあり、いたって簡単な文章なのだが、地名、ジャンル名、アーティスト名などの固有名詞を知らなすぎて、読み続ける動機付けに苦労した。
もう少し文章にライブ感のようなものがあれば熱かっただろうに。

80年代バブル時期のワールドミュージック流行りは気になる。ロックな人の中には敵意を持っていた人もいたというくらいだから、けっこうな現象だったのだろう。"High Fidelity"のロブが、彼女をワールドミュージック好きの男に寝取られたときの言い草を思い出す。「アフリカン・ラテン・ブルガリアン・クソッタレのワールド・ミュージック・ファンのあいだでその週トレンディなものなら何でも」!!!

久保田さんもサラームさん系の人だと思ったら、やはり二人はお友達のようだ。
この人たちくらいコアでフラットな耳が欲しい。

2007年11月17日 (土)

夏への扉

11/17読了

夏への扉 (ハヤカワ文庫) 00982319
原題:"The Door into Summer"

ロバート・A・ハインライン 著

ふと、拘束されているが読書は可能な状況となり、一気読み。

名作だとの噂はかねがね耳にしていたが、かなりおもしろい。読んでよかった。
まず、ハヤカワSFの翻訳ものなのに読みやすくてビックリ。物語の展開も軽快なのだろうが、翻訳も上手だと思う。一方で「ヴァリス」が読みかけのまま放り出してあるのを思い出す。ハヤカワじゃないけどね。

「夏への扉」は、SF小説にもかかわらず主人公に好感を抱ける。やや世間知らずではあるが、基本的に意志が強く、自分の行動を客観視できるタイプの人間だ。台詞まわしも小気味よく、タランティーノのダイアローグを連想させる。
SFものに詳しくないが、SFの主人公たちといえば、もっと自意識系の葛藤を持っていて暗ーいイメージがある。

そして猫もよい。猫を犬のように扱う女が猫に好かれないという描写にヤられる。ジンジャーエール好き最高。

後書き解説がなきに等しく残念。57年当時の社会背景とのリンクを補足してほしかった。

2007年11月15日 (木)

鮨屋の人間力

11/15読了

鮨屋の人間力 (文秋新書)31oq9vgy8ll_aa240_

中澤圭二 著

「すし匠」の中澤氏による著書。
中澤氏の板前人生を通じて、鮨屋のあり方が語られている。
自己顕示的ではなく、明快かつ真面目に語られているため、気持ちよく読める。

板前と客がカウンターを挟んで直接やり取りする鮨屋は、人間味のある場所だと思う。これは文化として残っていってほしい。マニュアルサービスにはウンザリだ。このままだと『未来世紀ブラジル』みたいな世の中になってしまう。
FUCK YOU マニュアル商売、FUCK YOU グルメメディア、FUCK YOU コミュニケーションに属している自分が好きなだけの輩ども。FUCK YOU ALL!
中澤親方はそんなこと言わないけど。

バブル前、バブル後、インターネット後、という比較で鮨屋が語られるのもおもしろい。

鮨屋に限らず、人と人のコミュニケーションとはこうあるべきだ、という内容。
とても気持ちのいい本。

2007年9月21日 (金)

インテリジェンス - 武器なき戦争

9/21読了

インテリジェンス - 武器なき戦争 (幻冬舎新書) 4198000v77l_aa240_

手嶋 龍一
佐藤 優 共著

『ミリオンダラー』と『国家の罠』の対談。どちらも半年くらい前に読んで、『国家の罠』の方はかなり楽しんだ記憶あり。

最近思うこと、政治に限らず流行や新たな生活様式が定着して、民草が日常とするには、だいたい10年くらいかかるのではないか、ということ。外務省も10年かけてでも進化してほしい。
そもそも組織の改善・改編というのは難しいものだが、それがエリート集団となると尋常ではないのだろう。できる男の嫉妬というのは厄介ね。
日本の課題は国家運営資金の確保と外交だ。外交政策が官僚や政治家の保身手段になるなんて論外、当たり前のように戦略的に振る舞ってほしい。個人的に、政治家よりも外務省官僚機構に期待する。

アメリカ追従路線の話はやや目から鱗。対中国政策の話は同意しきれず。

佐藤さんの1日も早い現役復帰を望む。想像よりもゴツい外見だということを最近知った。ロシア人ともやり合えそうな雰囲気だと思う。手嶋さんについてはまだよくわからない。

それにしても、幻冬舎に新書ってあったんだ。
知らなかった。

2007年9月 8日 (土)

アラスカの光と風

9/8読了

アラスカの光と風 (福音館日曜日文庫) 51h9f8p60rl_aa240_

星野道夫 著

機内にて。約10年ぶりに読み直したら、やはり素晴らしい本。星野道夫と植村直己が大好きだった頃の自分を思い出す。まあ、いまでも好きだけどね。

星野道夫、写真はもちろんだが文章が素敵。文章からだけで、ツンドラの情景が思い浮かぶ。

どんどんアメリカナイズされていくアラスカでネイティブたちはどうなっていくのだろう。大量消費よりもエスキモーのような生活がいい。ないものねだりだろうが、選択肢があるならば、自然のサイクルに近い生活がいいな。

2007年9月 2日 (日)

ヤクザに学ぶ組織論

9/2読了

ヤクザに学ぶ組織論(ちくま新書) 2157vwp4whl_aa115_

山平重樹 著 

機内用に購入した1冊、空港の本屋で何故か目についた。まとまりにかける文章と編集だが、取材経験は長そう。もう少し「組織論」に特化してほしかった。山口組の話がおもしろかった。
 

2007年8月25日 (土)

悪徳の栄え(上)(下)

8/25読了

悪徳の栄え(上)(下)(河出文庫)

マルキ・ド・サド 著
澁澤龍彦 訳

上巻は一月ほど前に読了。下巻は旅先で読了。しかも豪華クルージングの船上にて。旅へ持っていくのもどうかと思うよね。

ジュリエットの1人称語りスタイルが素敵。いわゆる「サディスティック」な性的描写が切り口ではあるが、宗教や社会システム批判が主旨だろう。現代社会に当てはめられる構図も多々見られる。普遍的というか人間の本質はかわらないというか。そこがサド小説の面白いところなのかな。

多くの人も言っているように、渋沢さんの隠語翻訳がカワいい。千鳥、お若気 (にゃけ)、表門、裏門、玉門、菊座、栽尾、首尾、気をやる、埒をあける…などなど。まだよくわかってないものもある。

2007年7月26日 (木)

食人国旅行記

7/26読了

■食人国旅行記(河出文庫)

マルキ・ド・サド 著
澁澤龍彦 訳

サドのユートピア小説。
『シュルレアリスムとは何か』にて紹介されていた1冊。
サドはよく知らないが、この本はイカしてる!

ビュテュア国とタモエ国のどちらが理想郷で、どちらが反理想郷?
時代によって、その概念やイメージって移り変わるんだろうな。この本で展開されるユートピア論を現代に投影すると、それなりに当てはまるのもおもしろい。そして、キリスト教ベースの美徳、悪徳観も然り。

ふと、
ラース・フォン・トリアーの映画を思い出した。ボクの大嫌いな『ダンサー・インザ・ダーク』と、ボクの好きな『Dogvill』。これらは、"美徳の不幸"&"悪徳の栄え"という構図なのではないだろうか?

ということで、いよいよ『悪徳の栄え』読んでみようかな☆

2007年7月19日 (木)

シュルレアリスムとは何か

7/19読了

■シュルレアリスムとは何か(ちくま学芸文庫)

巌谷國士 著

1993と94年、計3回に渡っておこなわれた巌谷さんの講演を活字化したもの。

Ⅰシュルレアリスムとは何か
Ⅱメルヘンとは何か
Ⅲユートピアとは何か

メルヘンとユートピアの話がとてもおもしろい!

"メルヘン"の定義、"子供"という概念の歴史は興味深い。メルヘンとは、童話や児童文学とは関係なく、詠み人知らずのおとぎ話であり、作者の自我など存在しないもの、というのが印象的。シャルル・ペローものでも読んでみようかな。

ユートピアの話はさらにアがる。
"ユートピア"概念はヨーロッパ的なものであり、イスラムやアジアの"楽園""桃源郷"とは正反対の"統制された共同体"的存在を意味するらしい。
ルネサンス期のヨーロッパ人には魅力的であったらしいが、ユートピアとはあくまで統制社会が実現すると、ジョージ・オーウェルの『1984』やらH・Gウェルズやら『未来世紀ブラジル』のようになってしまうということ。
サドの『食人国旅行記』を読んでみようかな。

うーん、おもしろかった。
巌谷さんのキャラもナイス。自ら書いている「解説」があたたかい。

2007年6月29日 (金)

マル激トーク・オン・デマンド5

6/29読了

マル激トーク・オン・デマンド5   41zas0mlyul_aa240__1
-中国 隣りの大国とのつきあいかた- (春秋社)  

神保哲生、宮台真司 著

胡錦濤 体制における中国の政治経済情勢や、日本との国交諸問題(靖国、国連、油田など)がよくわかった。特に、ゲスト興梠一郎さんとの対談内容がイカしていた。

「マル激」シリーズは毎度毎度とてもおもしろい。神保&宮台にゲストが加わるようになってから、さらに楽しくなった。

ボクは、特に政治ネタでメディアの情報を鵜呑みにしないのだけど、このシリーズの内容は割と鵜呑みにしてる。いつも相づちを打ちたくなる気にさせられる。これが社会的コンセンサスの多数派であるべきだ、とすら思う。